2008年1月アーカイブ



難関中学校受験のための学習塾

難関中学校を志して、中学受験をすることに決めた人がしなければならないことは何でしょうか。それは受験勉強であることは言うまでもありませんが、そのために最も有効な道筋を知っておくことはとても大事なことです。

大学受験の場合は人の個性が出るので、それぞれの受験生に合った受験勉強が最も良いのですが、中学受験となると小学生がチャレンジすることなので、そこまで自分で計画するのは不可能です。

そこで頼りになるのが中学受験のための学習塾です。学習塾の他には家庭教師を利用する人もあるかと思います。おおむね中学受験となるとこれらのプロに協力を仰ぐことになるとでしょう。
中学受験というのは情報戦のような側面があります。本来なら小学校6年間で学んだことが全てちゃんと出来ていればどんな学校でも合格する、ということでないといけないはずです。ところが中学受験の実情を見るととても額面通りとはいかないようで、結局そうした小学校で教えてくれない部分については学習塾などで学ぶしかないわけです。これには賛否さまざまな意見があるかと思いますが、これが現実です。

大学受験予備校が「東大○○名、京大○○名」などと合格者数を大々的に宣伝しているのをよく見かけますが、これらの合格者数全てを合計すると実際の合格者数をはるかに上回ってしまうという笑い話のような事実がありますから、中学受験においても合格者数が多いからと言ってそれを鵜呑みにして良いのかどうかは何とも言えない部分があります。実際に学習塾に行くと、合格者の名前を掲示していることがあります。さすがにここまでして誇大広告することは出来ませんから、実際に学習塾を見に行ってみることが重要なのは言うまでもありません。

学習塾を選ぶ際に、他に注目したいのはその塾がどうやって目的を達成しようとしているのか、という点です。これは各々の学習塾が特色を設けており、それが実際に学習する本人に合っているのかどうかが重要です。毎年、年末年始に学習塾で徹夜授業をしているような風景が放送されます。何もこんな時まで勉強しなくても、と思いますが、ここまでやってくれる学習塾のほうがいいと思う人も居るわけですから、やはり学習塾の特色というのはその後の生活に大きく影響しそうです。

これは実際に聞いたことが話ですが、全員が必勝ハチマキをして「エイ、エイ、オー!」と気合を入れて授業を始めるような学習塾が合わず、逆に学力が低下してしまったことがあったそうで、その子供はカラーの違う別の塾に通うことにより、学力が飛躍的に向上したそうです。子供に対してすることですから、その子供に合った学習環境というのがいかに大切かよく分かります。



中学校偏差値ランキング

中学受験で目指す学校にはどんな学校があるのでしょうか。

別の項でお話したように、中学受験が特に盛んの地域、首都圏と関西圏にて中学受験の志望校として人気のある学校をランキング表示してみたいと思います。

やはり有名な学校ばかりで、私も聞いたことがある学校ばかりでした。

首都圏の中学校偏差値ランキング

1位 筑波大学附属駒場中学校
2位 開成中学校
3位 麻布中学校
4位 慶応義塾中等部
5位 桜蔭中学校
6位 栄光学園中学校
7位 駒場東邦中学校
8位 聖光学院中学校
9位 女子学院中学校
10位 筑波大学附属中学校


関西圏の中学校偏差値ランキング

1位 灘中学校
2位 東大寺学園中学校
3位 甲陽学院中学校
4位 洛南高校附属中学校
5位 大阪星光学院中学校
6位 西大和学園中学校
7位 神戸女学院中学部
8位 洛星中学校
9位 大阪教育大学附属池田中学校
10位 大阪教育大学附属天王寺中学校

これらの中学校はどれも中学受験を目指す人にとって、憧れの的となる中学校ばかりです。
そもそもこれらの学校がなぜこんなに人気があって偏差値も高くなるのかと言いますと、そのさらに先にある進学実績があるからです。ここにあるほとんどの中学校はその上にある高校にそのまま進むような仕組みになっており、中学校と高校の6年間でみっちりと教育を受けて一流大学を目指すことになります。最終的な目的は一流大学に入学することですから、そのために有利な中学校を選びたい、というわけです。

もちろん、偏差値が高い学校が全てにおいて良い中学校というわけではありません。偏差値が高いということはそれだけ最終的な目的である大学進学に有利というだけで、それぞれの中学校にはそれぞれの特色があります。

私立中学校の中には宗教がベースになっている学校も少なくありません。主にキリスト教系の私学と仏教系の私学ですが、これらは宗教の教義が教育プログラムに取り入れられているため、自ずと思想や宗教の色が出てきます。これが合わないとなるとその中学校での生活そのものが合わないということになりかねないので、最初からしっかりとどんな精神の学校なのかを見極める必要があります。

宗教がベースになっている学校だからと言ってその宗教を信仰する必要はありませんが、授業に礼拝や読経などがありますので、自ずとその宗教の精神修養をすることになります。このことが礼節や人間的な教育に役立つ、として好感する人も居ますし、逆に宗教の色を嫌う人も居ます。中学受験は学校を偏差値だけで選ばずに、こういった偏差値ランキングには出てこない部分にもしっかりと関心を持つようにしたいものです。

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