中学受験の勉強法

中学受験に有効な勉強法とはどんなものでしょうか。
額面通りに小学校で習ったことを全てちゃんと出来ていれば大丈夫、というわけではない以上足りない部分をどこかで学習する必要があるのはお話しました。それが学習塾であったり家庭教師であったり、はたまた両方であったり。それについては別の項でお話しました。

さて中学受験は学習塾に行っているからそれだけでOK、というわけではありません。自分でもちゃんと受験勉強する必要があります。これは他の受験勉強と全く同じです。自分で勉強するとなると参考書や問題集を解きながら進めていくのが一般的です。ここでは、どんな学習法が最も効率的なのかをお話します。

実際に中学受験の当日にはその中学校が出題する試験問題を解くわけですから、何はともかくその問題に触れることが一番大切なのは言うまでもありません。大学入試で実際に出題された問題を大学別に全てまとめた問題集として「赤本」というシリーズが大変有名ですが、それと同じことが中学受験にも言えます。

過去に出題された問題は過去問と呼ばれ、目指している中学校の傾向と対策を知る上で最も重要です。過去問には必ずその中学校のクセのようなものがあり、そのクセから大きく離れたような問題が出題されることはまずありません。志望校が決まっているならその中学校の過去問を何度も何度も解いてみることが最も有効な学習方法です。

ここでお気づきの方が居られるかも知れません。過去問を徹底的に学習するのが有効と言っても、それならば特定の中学校の受験対策しか出来ないのでは?という点です。これはその通りでして、なぜかと言いますと中学受験は大学受験と違って受験できる中学校が限られているということを無視できません。試験日が重なっていたり、たとえ重なっていなくても事実上掛け持ちで受験できない学校があるからです。

そのため、中学受験に成功するために一番最初にしなければならないのは、志望校をなるべく早い時期に決めるということです。中学受験にはたくさんの情報が飛び交っており、選択肢に入っている中学校がどんな学校なのかを知る手段はいくらでもあります。そんな情報によって最終的に第一志望にする中学校を決めてしまいましょう。その志望校選びが妥当なのかどうかは学習塾などのプロに相談して、余りにも学力とかけ離れていれば再考が必要ですが、そうでない場合は全ての受験勉強の労力をその志望校対策に費やしても良いと言っても過言ではありません。滑り止めとして他の中学校を受験する場合でも、第一志望のための受験対策が決して無駄にはならないはずです。

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このページは、isが2008年2月 2日 14:15に書いたブログ記事です。

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